モラトリアム

モラトリアム大学生のブログです。国際協力や海外で働くことについて、個人の考えなんかを書いてます。アフリカと中東が特に好きです。

国際協力のしたい私が法学部を選んだ理由

よく聞かれる質問かつ私が高校生の頃ひたすら悩んだこと、それはズバリ大学選び、学部選びです。

将来何をしたいかわからないからモラトリアム期間が欲しくて大学に行く人なら、もちろん自分の好きな分野を取ることもOKでしょう。

 

けれどやはり大学選び・学部選びで将来の道が決まると言っても過言ではありません。将来の仕事が学部に直結しているもの(特に資格や専門職など)も多いでしょう。

 

そこで、今回は国際協力がしたい!海外で働きたい!と思っている人はどの学部に行くべきなのか?という学部選びの私の意見を書きます。

 

おそらく真っ先に思いつくのは二つ、国際系の学部に行くこと、または語学に特化した学部に行くことです。国際教養学部など国際〇〇とつく学部や〇〇語学科などを最初に思い浮かべる人が多いでしょう。

 

しかしながら私は海外で働きたいとか国際協力をしたいと考えていましたが、最初の夢はお医者さんでした。なぜなら医者の技術を持っていれば、国境なき医師団や映画『風に立つライオン』のように自分のしたい支援が、自分の力で、自分の手で行えるからです。

 

国連に入りたいと考えている時期もありました。その時の志望は農学部でした。食糧問題を解決するためFAOなどで働区ためには、農学部の食品系の知識が必要と思ったからです。

 

国際協力にせよ海外で働くにせよ、専門性が必要だと私は考えています。語学や政治的知識はあくまでその前提にあるものにすぎないもので、それを備えた上で何を勉強するかが大事だと思っています。

 

最終的には法学部法律学科を選びました。理由は、国際協力の中でも人権擁護の活動がしたいと、自分の専門性をそこに見出したからです(今は迷走しつつありますが)

 

以下は私の志望理由書の抜粋です。「私は特に人権のアドボカシーのための活動に心が引かれた。殊に、法という力を通して、紛争の犠牲になっている人や弱い立場にある女性たちを人権侵害から守る人になりたいと思った」「法律はもちろん、多面的な知識や国際的な理解力、それを支える語学力を兼ね備えたい」

 

このような理由から法律を学ぶために法学部を選びました。

法学部ですが英語も第二外国語も必修なので授業で勉強しています。学部留学もできますしサークルや学生団体、学外活動で海外研修に行ったり国際学生会議の運営をしたり、短期留学、また同じ志を持つ仲間に出会うという夢もかなっています。

 

また、法学部でもどちみち法律以外にも一般教養の授業を取らなきゃいけないので地域文化論や歴史、政治学など興味のある分野を勉強することもできています。特に去年はイスラム史の授業が面白かったなぁ。

 

結論として、私は国際的に何かをしたいと考えている人は、どの分野からアプローチしたいかを考えることも重要だと思います。必ずしも国際〇〇とつくところに行けば世界で働けるわけではないし、逆にそうじゃない学部に入ったからと言って国際的に活躍できないわけではないと、私はそう思うのです。